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メンタルヘルス 2026/01/21

ストレスを抱える管理職の4割が離職・転職を検討!?現役管理職500名へ独自調査を実施

ストレスを抱える管理職の4割が離職・転職を検討!?現役管理職500名へ独自調査を実施

こんにちは。企業の健康経営(R)を支援する「わくわくT-PEC」事務局です。

昨今、企業が抱える組織・人事課題に、「管理職の疲弊」が見られます。多くの管理職がマネージャーでありながらプレイヤー業務を担い、多様化する職場環境や部下のマネジメントに対応する必要があるなど多くの負担を強いられることから「管理職=罰ゲーム」というイメージが広がり、管理職を目指さない従業員も増えている現状です。

今回、ティーペックでは500名の管理職(役員・経営層除く)を対象に、管理職のストレスや悩みについての調査を実施。管理職における業務量とストレスの相関関係、そして孤独感など、データから見えてきた管理職の実態をご紹介します。

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≪目次≫
◇調査結果(概要)
◇1.管理職の業務量
◇2.普段の業務で発生するストレス要因
◇3.管理職が感じる「孤独」
◇4.管理職が求める「会社からの支援」
◇5.最後に

【調査概要】
調査方法:インターネット調査
調査期間:2025年11月18日から11月19日
調査対象:全国の20~50代 管理職(役員・経営層除く)
有効回答数:500名

調査結果(概要)

今回実施した調査から、管理職が抱えるストレスや置かれている状況について、4つの実態が明らかになりました。

◇業務量が多いと答えた管理職の中で、ボリュームが偏っている業務は「プレイヤーとしての実務」
◇ストレスが原因で離職・転職を考えた(もしくは考えている)管理職は4割以上
◇仕事・プライベートの悩みについて、「相談できる相手がいない」と回答した管理職が2割
◇6割以上の管理職が会社からのサポートを受けている実感がない

本記事ではこれらの実態を踏まえ、それぞれのセクションで掘り下げていきます。

1.管理職の業務量

管理職500名に聞いた、現在の業務量についてのアンケート回答結果

管理職の現在の業務量についてどう感じているのか伺ったところ、「非常に多い」(18.4%)と「やや多い」(38.4%)と回答した人は全体の56.8%となっており、2人に1人が「業務量が多い」と感じていることがわかります。
業務量が多いと感じている管理職は、実際にどんな業務がボリュームを占めているのか聞いてみました。

「業務量が非常に多い、やや多いと回答した管理職はどんな業務に最もボリュームが偏っているか」についてのアンケート回答結果

最もボリュームが偏っている業務は、「プレイヤーとしての実務」(32.0%)でした。続いて「部下の育成」(19.0%)、「チームの成果管理」(18.3%)と回答しています。このグラフが示す通り、プレイヤーとマネージャーそれぞれの役割を求められていることがわかります。

「プレイヤーとしての実務」に追われる管理職は、チームの成果を生み出すため、自らがプレイヤーとして業務に携わらざるを得ない状況に置かれています。その結果、業務がひっ迫し、部下の育成やマネジメントに十分な時間を割くことが難しくなっていると考えられます。こうした状況が続くことで部下の成長が進まず、目標達成のために管理職が個人で対応せざるを得なくなるという負のサイクルが生じていることが推察されます。

2.普段の業務で発生するストレス要因

次に、管理職が抱えているストレスの要因について聞いてみました。
まず調査対象の管理職500名のうち、424名(84.8%)が普段の業務で何かしらのストレスを感じていると回答しました。その424名に対し、最もストレスの要因になっているものを聞くと以下の結果となりました。

「業務に取り組むなかで最もストレスの要因になっているもの」についてのアンケート回答結果

最もストレス要因になっているものは「部下のマネジメント」(22.6%)でした。続いて「業務量・時間的な余裕のなさ」(18.6%)、「上層部と部下の板挟み」(17.7%)、「上司・上層部からのプレッシャー」(14.4%)の順にストレスの要因として多く回答が寄せられました。
上位4つのうち、「業務量・時間的な余裕のなさ」を除いた3つは対「人」に関するストレス要因だということがわかります。これは管理職が上司・部下に対してのコミュニケーションや、業務・目標設定に関する調整に心身の負担を感じていることが考えられます。


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「ボリュームが偏っている業務上位3位が抱えているストレス要因」についてのアンケート回答結果

また先述にあるように、普段の業務量が多いと感じている管理職が、特にボリュームが偏っている業務として回答した上位3位が「プレイヤーとしての実務」「部下の育成」「チームの成果」でしたが、それぞれ回答した管理職が、どんなストレス要因を抱えているか確認したところ、次のようなことが明らかになりました。

■「プレイヤーとしての実務」と回答した管理職
→「業務量・時間的な余裕のなさ」(42.7%)【全体より16.1%↑】

■「部下の育成」と回答した管理職
→「部下のマネジメント」(29.4%)【全体より10.0%↑】
→「上司・上層部のプレッシャー」(27.5%)【全体より12.0%↑】

■「チームの成果管理」と回答した管理職
→「上層部と部下の板挟み」(36.5%)【全体より17.4%↑】

例えば、プレイヤーとしての実務に追われている管理職は、限られた時間の中でマネジメント業務を行わなければならない理由から「業務量・時間的な余裕のなさ」がストレス要因になっていることが考えられます。同様に、「部下の育成」に追われている管理職は、「部下のマネジメント」に悩みをもつことや、マネジメント業務に対しての「上司・上層部のプレッシャー」がストレスに感じてしまい、「チームの成果管理」に追われる管理職では、上層部から要求される目標を達成させたいが部下の気持ちや要望にも寄り添いたい気持ちもあり、「上層部と部下の板挟み」にストレスを感じていることが読み取れます。

さらに何かしらストレスを抱えている管理職424名に、「最もストレス要因として感じているものをきっかけに、勤務先の会社の転職・離職を検討した(検討している)か」を聞いたところ、41.7%の管理職が「はい」と回答しました。

「ストレス要因がきっかけで、勤務先の会社の転職・離職を検討した」についてのアンケート回答結果

追われている業務とストレス要因が密接に関係していること、そしてストレス要因がきっかけで転職・離職につながってしまう可能性があることから、特に業務量を多く抱えている管理職に対して、業務量の見直しや構造的な支援を行うべきといえるでしょう。

3.管理職が感じる「孤独」

管理職という立場は、一般社員と比較して人数が少ないことは必然です。そのような中、管理職は孤独を感じることがあるのかを調査しました。

「管理職として孤独を感じることがあるか」についてのアンケート回答結果

結果は、「孤独を感じる」と「孤独を感じない」でおよそ半々の割合となりました。「孤独を感じる」と回答した管理職に、実際にどんな場面で孤独を感じることがあるか伺ってみました。以下、実際に回答いただいたコメント(一部)を紹介します。

「同じ業務内容を担っている課長がいないため、悩んだときに課員または部長に相談せざるを得ない状況に陥った時」
「同じ立場の女性管理職がいない」
「仕事の辛さを誰にも相談できないとき」
「役職の壁があるとは常に思う」
「わからない業務の解決方法を聞きにくい」
「相談する相手がいない。立場によって仕事に対する物事の捉え方や見え方が違うので考え方の共有をすることが難しく、孤独を感じる」

役職や業務内容などの違いによって、共感してくれる相手や相談できる人がいない、あるいは限られてしまう場合に、孤独を感じることが多い、という傾向がありました。

あわせて、管理職が仕事やプライベートに関する悩みを相談する相手がいるのか聞いてみたところ、仕事に関する悩みでは19.8%、プライベートに関する悩みでは21.4%の管理職が「相談できる相手がいない」と回答しました。

「仕事・プライベートそれぞれの悩みに関して相談できる相手がいるか」についてのアンケート回答結果

一方、仕事とプライベートそれぞれで「相談できる相手がいる」と回答した管理職が実際に誰に相談するのかについては、以下の内訳となりました。

「仕事に関する悩みを相談できる相手がいると回答した管理職は誰に相談するのか」についてのアンケート回答結果
「プライベートに関する悩みを相談できる相手がいると回答した管理職は誰に相談するのか」についてのアンケート回答結果

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4.管理職が求める「会社からの支援」

「企業から管理職としてのサポートを受けている実感はあるか」についてのアンケート回答結果

最後に、会社から管理職へのサポートを受けている実感があるか聞いてみたところ、「あまり感じない」(40.2%)、「全く感じない」(23.2%)と回答した管理職が63.4%となりました。

では、実際に管理職はどのような支援を会社に求めているのでしょうか。

ストレス要因がきっかけで転職・離職を検討したことがあり、かつ孤独を感じることがある管理職のうち、会社の支援を実感していないと回答する人は88名いました。
その88名に対してどのような支援を会社に求めるか聞いたところ、次のような結果となりました。

「ストレス要因により、転職・離職を検討したことがある、かつ孤独を感じる管理職が求める支援」についてのアンケート回答結果

最も回答が多かったのは「業務量の見直し」(44.3%)、次いで「プレイング業務の軽減」(36.4%)、「マネジメント研修」(30.7%)、「外部相談窓口」(27.3%)、「メンタルヘルス支援制度」(25.0%)という結果となりました。

5.最後に

今回の調査で分かった管理職が抱えるストレスの傾向、管理職ならではの「孤独」、そして疲弊した管理職が求めている支援についてご紹介してきました。管理職も会社の従業員の一員であることを再認識すること、そして管理職ばかりに極端な負担をかけないよう留意し必要な支援を行うことが大切です。今回の調査が、管理職へのサポートの検討や、現施策の見直し・改善のきっかけにつながれば幸いです。

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※当記事は2026年1月に作成されたものです。
※「健康経営(R)」は、NPO法人健康経営研究会の登録商標です。

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