健康経営
健康経営 2026/01/20

【前編】2025年度 健康経営度調査等の状況報告と今後の健康経営の推進について

【前編】2025年度 健康経営度調査等の状況報告と今後の健康経営の推進について

こんにちは。企業の健康経営(R)を支援する「わくわくT-PEC」事務局です。

2025年12月16日に、「第4回 健康経営推進検討会」が開催されました。
本記事では、検討会の議論のベースとなった経済産業省の資料などを中心に要点をピックアップして紹介します。前編では、2025年度の健康経営度調査の回答状況や2024年度からの配点の変更点に加え、今後の健康経営の推進に向けた動きとして、健康経営銘柄における殿堂入り制度の創設や、企業価値向上につながるテーマ別取組の評価についてお伝えします。

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《目次》
Ⅰ 2025年度調査等の状況報告、健康経営度調査の配点について
 1 健康経営度調査の回答状況
 2 2025年度健康経営度調査票の配点
Ⅱ 今後の健康経営の推進について
 1 健康経営銘柄のあり方について(健康経営銘柄の殿堂入り制度の創設)
 2 企業価値向上に資するテーマ別の取組の評価について
 3 健康経営の目指すべき姿に向けて

Ⅰ 2025年度調査等の状況報告、健康経営度調査の配点について

1 健康経営度調査の回答状況

2025年度の大規模法人における健康経営度調査の回答数は、前回から306件(前年比7.9%)増加して4,175件となりました。

図表1 健康経営度調査回答数と健康経営優良法人(大規模法人部門)の推移

健康経営度調査回答数と健康経営優良法人(大規模法人部門)の推移を表した図表

※回答数:2025年10月31日時点
※健康経営優良法人2025(大規模優良法人部門)認定数:2025年10月7日時点

【出典】経済産業省 商務・サービスグループ ヘルスケア産業課
「第4回健康経営推進検討会事務局資料」P3
https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/health_management/pdf/004_02_00.pdf

2 2025年度健康経営度調査票の配点

調査票の総合得点は、図表2の「側面」ごとの合計を回答企業全体で偏差値換算した後、それぞれにウエイトを掛け合わせ、それらを合計して算出されます。「R7(2025年)配点案」の赤色は配点が増加した項目、水色は配点が減少した項目を示しています。

図表2 健康経営度調査票の配点

健康経営度調査票の配点を示した図表

【出典】経済産業省 商務・サービスグループ ヘルスケア産業課
「第4回健康経営推進検討会事務局資料」P5
https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/health_management/pdf/004_02_00.pdf

Ⅱ 今後の健康経営の推進について

1 健康経営銘柄のあり方について(健康経営銘柄の殿堂入り制度の創設)

前回の健康経営推進検討会において、「健康経営に継続して取り組み、かつ銘柄に選ばれている企業を評価すべき」や「銘柄を取得し続けている企業はレジェンド入りさせるなどの対応ができると良い」などの意見がありました。健康経営銘柄の現在の制度では、単年の取組は評価されますが、取組の継続性は十分に評価されていないため、健康経営銘柄の殿堂入り制度(仮称)の創設が以下のように提案され、議論に付されました。

図表3 健康経営銘柄の殿堂入り制度(仮称)の創設

健康経営銘柄の殿堂入り制度(仮称)の創設について

【出典】経済産業省 商務・サービスグループ ヘルスケア産業課
「第4回健康経営推進検討会事務局資料」P9
https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/health_management/pdf/004_02_00.pdf

2 企業価値向上に資するテーマ別の取組の評価について

健康経営度調査票をベースとしつつも、「自社にとって必要な健康経営が何であるかを追求」して健康経営を実践することも重要です。そこで、健康経営度調査だけでは評価しきれない健康経営を各社が追求できるよう、今後、どのような施策を進めるべきかという問題提起がなされました。例えば、特定のテーマに関して、独自の取組や先進的な取組を紹介することで、自社の取組の参考になるのではないか、そのテーマはどのようなものが考えられるか、という視点から以下のような案が示されました。

図表4 企業価値向上に資するテーマ別の取組

企業価値向上に資するテーマ別の取組について

【出典】経済産業省 商務・サービスグループ ヘルスケア産業課
「第4回健康経営推進検討会事務局資料」P10
https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/health_management/pdf/004_02_00.pdf

3 健康経営の目指すべき姿に向けて

経済産業省が健康経営の推進を始めて11年が経過しました。健康経営顕彰制度は普及啓発が進み、2025年には 約2万8,000社が健康経営度調査等に申請・回答しています。また、健康経営優良法人認定制度は自立化し、新たな官民連携体制に移行しました。少子高齢化が進み人材不足が顕在化する中、人的資本経営など無形資産の価値が重視されるようになり、健康経営を取り巻く環境も大きく変化しています。そのため、健康経営は新しいフェーズに入ったと考えられます。

図表5 健康経営の11年

健康経営の11年

【出典】経済産業省 商務・サービスグループ ヘルスケア産業課
「第4回健康経営推進検討会事務局資料」P11
https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/health_management/pdf/004_02_00.pdf

また、健康経営の普及啓発は一定程度進展したと見られます。健康経営を企業風土として定着させ、企業の枠を超えて地域社会や国際社会にも影響を広げることを目指すフェーズに入っているため、健康経営の中長期的な方向性を検討する必要性が指摘されました。また、2025年度から認定制度が官民連携体制となり、官民の役割を明確にしつつ、連携する推進体制が求められています。

図表6 健康経営の進展

健康経営の進展

【出典】経済産業省 商務・サービスグループ ヘルスケア産業課
「第4回健康経営推進検討会事務局資料」P12
https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/health_management/pdf/004_02_00.pdf


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<出典・参考文献>

・経済産業省 商務・サービスグループ ヘルスケア産業課「第4回健康経営推進検討会事務局資料」
https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/health_management/pdf/004_02_00.pdf

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※当記事は2026年1月時点で作成したものです。
※「健康経営(R)」は、NPO法人健康経営研究会の登録商標です。

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