健康経営
健康経営 2023/09/12

「健康経営アライアンス」に、ティーペックが参画

こんにちは。企業の健康経営を支援する「わくわくT-PEC」事務局です。

ティーペック株式会社は、2023年6月30日に設立した健康経営®アライアンスに参画いたしました。

本記事では「健康経営アライアンス」についての解説や、ティーペックが「健康経営アライアンス」への参画を決めたきっかけ、そして今後の意気込みについて、人事部・大神田氏、木藤氏にインタビューした内容をお届けします。

<目次>
◆ソリューションの共創を目指す「健康経営アライアンス」とは?
◆ティーペックの健康経営アライアンスへの参画について
 健康経営サービスの先駆けとして、日本をもっと元気にしたい

ソリューションの共創を目指す「健康経営アライアンス」とは?

2023年6月、「社員の健康を通じた日本企業の活性化と健保の持続可能性の実現」というビジョンのもと「健康経営アライアンス」が設立されました。

様々な健康課題が存在する中、健康経営に取り組む企業がエビデンスに基づいた質の高いソリューションサービスを受けられるよう、その内容を比較検討できる仕組み(プラットフォーム)を創出する試みもその1つです(図1)。

経済産業省より「第8回健康投資ワーキンググループ資料」より、サービスを比較検討できる図

業界を超えた8社[味の素株式会社、SCSK株式会社、オムロン株式会社、キリンホールディングス株式会社、株式会社島津製作所、株式会社JMDC、日本生命保険相互会社、株式会社三井住友銀行(50音順)]が発起人・代表幹事となって、広く企業に参画を呼びかけてきました。

2023年6月30日の設立時に参画が決まった企業・団体はティーペック株式会社を含めて148の企業・団体にのぼります。(6月30日時点)。

[健康経営アライアンスの主な活動内容](※1)

1.生活習慣病由来の重症疾患とメンタル不調による休退職といったハイリスク者へのソリューションを提供し、社員の健康と組織の生産性を向上する。

2.参加企業の人事部門・健康保険組合は、データ利活用に必要な知識やノウハウを習熟し、その価値を最大限に引き出す施策を立案・実行する。

3.健康経営アライアンス参画企業への製品・サービス提供とその効果検証を通じて、実効性の高いソリューションを確立する。

4.上記1〜3の成功事例をモデル・標準化し、アライアンス外の企業にも広く展開し、実装することで、日本の産業界を“元気”にする。

[ロードマップ](※2)

2023年度  代表幹事企業/会員企業・団体を中心とした実践の着手。300社の参画を目指す
2024年度  先行実践企業での効果検証と実践企業数の拡大
2025年度  継続的な参画/実践企業数の拡大と健康増進・重症化予防市場の創造


【出典】
(※1)(※2)健康経営アライアンス
https://kenkokeiei-alliance.com/

ティーペックの健康経営アライアンスへの参画について 健康経営サービスの先駆けとして、日本をもっと元気にしたい

ティーペック株式会社は、2023年6月30日に設立された「健康経営アライアンス」に、会員企業として参画いたします。

今回、「健康経営アライアンス」への参画を決めたきっかけ、そして今後の意気込みについて、ティーペック人事部・大神田氏、木藤氏に話を聞きました。

人事部長の大神田氏(左)
健康経営に関わる業務を担当する木藤氏(右)

――――― 「健康経営アライアンス」への参画を決めたきっかけは?

ティーペックでは健康経営という言葉が広く知られる前から、健康関連サービスを30年以上提供してきました。2023年3月に「健康経営アライアンス」に向けた経済産業省の動きを知り、「これは絶対に初期メンバーとして参加しなくては!」と思い、5月に会員企業の募集が始まってすぐ、幹事会社に連絡をしました。

私たちのサービスを役立てて欲しい気持ちはもちろんありますが、それ以上に他の企業と情報交換をすることで、よりよいプラットフォームの創出を助け、日本の健康経営にもっと寄与していきたいという想いが強いです。さらには参画によって得た知見が、私たちのサービスの実効性を高めることになると考えています。

――――― ティーペックは「健康経営アライアンス」において、どういった役割を担えると考えていますか?

「健康経営アライアンス」の取り組みとして、様々な勉強会が立ち上がる予定ですが、そこに健康経営サービスを提供する企業が集まり、それぞれのサービスに対する効果測定を持ち寄り、お互いにアセスメントすることになると思われます。お互いにいろいろなデータを開示しあうことで、どういうサービスが健康経営に役立つのか、データ分析が進んでいくはずです。

そして2〜3年後には、エビデンスに基づいた健康経営ソリューションサービスの紹介プラットフォームができあがるという流れです。ティーペックとしては、ここに載れるように積極的に参加していきたいと考えています。

ロードマップによると、2024年度に「先行実践企業での効果検証」とあります。健康経営に役立つサービスを他社に提供し、自社の健康経営にも力を入れているティーペックは、この「先行実践企業」に当たります。効果実証というのはなかなか難しいのですが、30年以上の長きに渡り、健康経営に取り組んできた企業として、他の企業の参考になるようなものを示していくつもりです。

―――――「健康経営アライアンス」での活動について、今後の意気込みを教えてください。

健康経営に取り組む企業といってもそれぞれが抱える課題は異なります。メンタル不調者が多い企業もあれば、生活習慣病が多い企業も。睡眠に問題を抱えているところもあれば、運動不足が問題になっているところもあります。

解決するためのサービスも、事業者それぞれがバラバラに情報発信しているため、どこにそのようなサービスがあり、どのようなエビデンスを基に提供されているかが、見えない状況になっています。それを精査し、エビデンスに基づいたサービスを掲載するプラットフォームは、健康経営企業にとって信頼に足るものであり、大いに役立つことになるでしょう。

ティーペックには、健康経営サービス企業の先駆けとしての自負があります。この「健康経営アライアンス」においてもしっかり役割を果たし、自他ともに認める健康経営のリーディングカンパニーになる所存です。

―――――ありがとうございました。

インタビュー・記事:瀬田尚子

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(参考)
健康経営アライアンス
https://kenkokeiei-alliance.com/
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※「健康経営(R)」は、NPO法人健康経営研究会の登録商標です。
※当記事は、2023年9月に作成されたものです。
※当記事内のインタビューは、2023年7月に行われたものです。