【サービス利用事例】私とティーペックサービス

ご主人様が加入している共済組合の福利厚生で、ティーペックのサービスを利用した田村さんにお話を伺いました。
「今、こうしていられるのはティーペックのおかげ。親身になって対応してくれたヘルスカウンセラーさん達に、この場を借りて感謝の気持ちを伝えたい」と田村さん。
≪目次≫
◆21年前に初めて電話健康相談を利用。いざという時、頼りになる存在に
◆乳がんが再発。治療方針を選べずに思い悩む日々
◆ティーペックのセカンドオピニオン手配サービスで、道がひらける
◆助けを求めることの大切さ、納得して治療を選択できる喜び
21年前に初めて電話健康相談を利用。いざという時、頼りになる存在に
主人が加入している共済組合の福利厚生サービスのパンフレットを見て、結婚当初から電話健康相談の存在は知っていました。主人は転勤の多い職業で、これまでいろいろな街に住んできました。
現在、私の子どもは娘が23歳で、息子が17歳。実はその間にもうひとり娘がいたのですが、21年前、臨月で亡くしてしまいました。当時は山口県に住んでいたのですが、精神的にかなりきつくなってしまったんです。その時にパンフレットのことを思い出し、初めて電話健康相談を利用しました。「子どもを亡くしてつらいんです」と言って、話し相手になっていただいたことを覚えています。そして「主治医の先生がとても忙しそうなので『つらい』って言うことができないんです」と話すと、「先生に伝えたほうがいいですよ。先生がお忙しくても看護師さんにつないでくれたりするので」とアドバイスしてもらいました。その後、思い切って主治医に言ってみたところ、助産師さんにつないでもらえて。知らない土地だったので、何かあった時に頼る先ができて、安心しましたね。

あと、14年前に転勤した時に、娘が小学校に馴染めずに不登校気味になってしまったことがありました。娘は人とうまくコミュニケーションがとれない傾向があるのかもと悩んでいました。学校に相談しましたがスクールカウンセラーは小学校と中学校を掛け持ちで月に数回しか来校されなかったので、その時も電話健康相談を利用して、「どこに相談に行けばいいのか」と尋ねると、市の教育相談窓口があると教えてくださいました。その窓口で、大学の親子心理相談室を紹介され、結果、早い段階で娘に対し良いサポートができました。
あとは印象に残っている利用は、息子が中学生の頃に大会で怪我をした時です。顧問の先生がちょうど審判でいない時、息子から「骨折したかも…」と電話がきました。私は自宅にいてすぐには行けない距離でしたし、土曜の昼頃で、どこの病院に行けばいいかわからなかったので病院を探していただき、息子はスムーズに受診でき、本当に助かりました。
ほかには、子どもが体調を崩した時に対応してもらえる病院を教えてもらったり、どの診療科に行くべきかを尋ねたりといった形で、これまで10回以上は電話健康相談を利用させていただいています。新しい街で暮らすことが多かった私たち家族にとって、いざという時に頼りになる存在でした。
乳がんが再発。治療方針を選べずに思い悩む日々
3年前には乳がんに罹患しました。その時は、主治医の治療方針に納得していたので、電話健康相談を利用しようとは思いませんでした。
ところが術後1年目、3ヶ月に一度の受診で、がんに関連する血液検査のひとつであるCEAの値が高くなったのです。その後も値は上昇し続け、CTを撮ると胸に影が写っていました。位置的に気胸のリスクが高いため生検はできなかったのですが、それ以外のデータをもとに、「内胸リンパ節再発転移」と診断されました。
主治医は「この症例は全身転移の始まりで根治は難しい。手術や放射線照射は不適応で、まだ使っていないホルモン剤を1年に1剤ずつ使っていき、5年は薬があります。そのあとは転移した部分に対し対症療法をしていきます」と今後の治療について説明。ざっくばらんに言い合える関係で、再発の治療も主治医にお任せしようと思っていたのですが、やはりひとりになると「これから私はがんに身を任せるだけの生活なの?あと何年生きられるのだろうか?」とつらい気持ちになり、涙を流す日々でした。

ティーペックのセカンドオピニオン手配サービスで、道がひらける
「どうしたらいいのだろう」と思いつめていた時に、いつも見ている福利厚生のパンフレットにある「電話によるセカンドオピニオン手配サービス」の文字が目に入りました。なぜこれまで気づかなかったのかが不思議です。
さっそく電話をすると、ヘルスカウンセラーさんは長時間泣きながら話す私にやさしく丁寧に対応してくれました。この担当者に話せただけでよかったと思ったほど心が楽になりました。
そして「3日後の予約が急にキャンセルになったので」と、がん領域でとても有名な病院の先生の電話によるセカンドオピニオンの予約を押さえてくれたのでした。
先生のお話でまず驚いたのは「乳腺外科で手術ができなくても、呼吸器外科なら手術が可能」ということ。違う科での手術という発想は全くありませんでした。ただし「検査を受けて転移が2つ以上あれば、主治医の治療方針が一番」とのことでした。
また「再発した場合は患者さんごとに病状がさまざまなので標準治療はありません。あなたに合わせたオーダーメイド治療になると思ってください。確かに決断することは多くなります。でも症例が少ないからといって何もできないわけではないのですよ」とも話してくださり、この言葉は今も胸に刻まれています。

短い時間でしたが、「電話によるセカンドオピニオン手配サービス」のおかげで、失いかけていた希望がまた見えてきました。
検査の結果は転移が1つだけでした。
そして主治医に意向を伝えると、「僕の方針は変わりませんが、根治を目指した治療に挑戦したいという田村さんの想いを僕は支持します」と転院の手続きをとってくれました。
転移巣は乳がん由来のがんでした。手術後すぐに抗がん剤などの治療を始めました。
助けを求めることの大切さ、納得して治療を選択できる喜び

私と同じく、がんに罹患したり再発したりして悩んでいるみなさんにお伝えしたいと思うのは、決してひとりではなく、周りにはサポートしてくれる人やサービスがあるということ。そして自分から助けを求めることです。
ひとりで抱え込んでしまう人も多いかと思いますが、自分でわからない領域であればプロの助けは必要ですし、第三者の視点は、これまで考えもしなかったことを気づかせてくれたりすることがあります。うまく助けを求められないという人もいるでしょう。でも難しく考えないでください。「つらい」「話を聞いてもらいたい」だけでいいんです。まずは発信することです。
いつもティーペックのサービスは私に突破口を与えてくれる感があります。電話健康相談には本当に何度も助けていただきましたし、セカンドオピニオン手配サービスでは、どうしていいかわからない状況から道を見出すことができ、治療につなげることができました。
そして対応してくださったのが本当に良い方で、親身になって話を聞いてくれて。ティーペックのヘルスカウンセラーさんは医療の知識だけではなく、電話対応やコミュニケーション等の研修も多く受けていると話を聞いて「だからなのか」と思いました。心からお礼を申し上げたい気持ちです。
※当記事は2020年9月時点で作成されたものです。
※当記事は「電話健康相談」「電話によるセカンドオピニオン手配サービス」をご契約されているお客様の事例で、個人の体験談に基づくものです。
※サービスのご利用は、ティーペックとご契約いただいているお客様に限ります。また、ご契約内容によってご利用いただけるサービスは異なります。
※医師の診断や治療法については、各々の疾患・症状やその時の最新の治療法によって異なります。当記事がすべてのケースにおいて当てはまるわけではありません。