特集
インタビュー/座談会 2020/04/07

【セカンドオピニオンを考えよう!】 Vol.2 保険の付帯サービスで出会えた、納得できるセカンドオピニオン

今回は2015年に乳がんを経験され、ティーペックのセカンドオピニオン手配サービスをご利用されたYukoさんにご参加いただいた座談会の模様をお届けします。サービスを利用するまでの経緯や、実際に利用しての感想、その時に印象に残ったエピソードなどについてお伺いしました。

<対談メンバー>

Yuko(梅原裕子)さん:Project Re-born代表、ヘアメイク
          2015年に乳がん宣告を受け、
          ティーペックのセカンドオピニオン手配サービスを利用
田中博人さん :ティーペック株式会社
       営業本部ヘルスケアストラテジー部 課長
       保険の付帯サービス認知拡大に従事
木下佳奈さん:ティーペック株式会社
       営業本部ヘルスケアストラテジー部 主任
       保険の付帯サービス認知拡大に従事

保険会社の営業担当者のひとことが運命の分かれ道 思い出したセカンドオピニオン手配サービス

――――― Yukoさんはティーペックのセカンドオピニオン手配サービスを利用したと伺いました。その経緯をお聞かせいただけますか。

Yuko:2015年10月に乳がんの診断を受けました。2月くらいから胸にしこりがあるように感じていたのですが、そのまま放置していました。でも、秋になって北斗晶さんが乳がんに罹患(りかん)したという報道を見て気になり、自宅近くのクリニックでマンモグラフィー、超音波検査、細胞診を受けました。細胞診とは、採血の時に使うような細い針で疑わしい部分の細胞を少し吸引して調べる検査です。その結果、「良性か悪性かわからないので、大きな病院で組織診(※)を受けてください」と言われました。

(※)組織診…細胞が構成している組織を採取し、調べる方法。細胞診よりも、採取される細胞の量が多く、診断を確定するための検査。

組織診を受けるために訪れたA病院で私を待っていたのは、突然のがんの宣告でした。自宅近くのクリニックで採った検体や資料を根拠に判断されました。そして11月下旬、手術前の最終的な打ち合わせをした時に、乳房再建についての説明がいまひとつ腑に落ちなかったことをきっかけに、「セカンドオピニオン」をとりたいと思い、その場で先生にお伝えしました。

田中:以前からセカンドオピニオンをとりたいという気持ちがあったのですか?

Yuko:いいえ、それまではそういう気持ちはなかったのですが、その瞬間、保険会社の営業担当者さんの言葉を思い出したんです。ちょうど2015年になったばかりの頃、「がん保険」に加入したのですが、その時に「セカンドオピニオン手配サービスがあります」と付帯サービスの説明をしてくれて、「何かの時は必ず利用してくださいね」と何度も話してくれたのが頭の片隅に残っていました。

ヘルスカウンセラーの対応に大きな安心感 納得できるセカンドオピニオン体験

――――― Yukoさんがティーペックのセカンドオピニオン手配サービスを利用した時の感想や印象に残っていることを教えてください。

Yuko:12月の初め、「セカンドオピニオン手配サービス」を受けるため、ティーペックに初めて電話をしました。電話で応対してくれたヘルスカウンセラーの女性は、私の状況をヒヤリングした後、「B病院の乳腺外科部長の先生にセカンドオピニオンの手続きをしますが、年末なので面談の約束は1月になってしまうかもしれません。できるだけ早めに、遅くても5日以内にはご連絡させていただきます」とおっしゃり、その3日後には「年内で約束がとれました」と連絡をくれました。

その迅速かつ的確な対応に、大きな安心と頼りがいを感じたのを今でも覚えています。待っている時間はとてもストレスになるのでいつまでに連絡するとはっきり言ってくれたことも好印象でした。

木下:Yukoさんの場合、時期が年末だったこともあり5日以内とお伝えしましたが、通常3日以内には連絡を差し上げています。

Yuko:本当に利用者想いのサービスですね。
あと、ティーペックのセカンドオピニオン手配サービスでは、臨床などの経験豊富な看護師さんなどが電話対応しているとうかがい「やはりそうだったのか!」と納得しました。

手配していただいたB病院での先生との面談は心地よく、納得できるものでした。この時も、ティーペックのヘルスカウンセラー、医師ネットワークの素晴らしさを実感して、改めてセカンドオピニオン手配サービスを知っていてよかったと思いました。

木下:本当によかったですね。もし保険会社の営業担当者さんがYukoさんにセカンドオピニオン手配サービスについて説明していなかったらと思うだけで本当に怖いです。

Yuko:その保険会社の営業担当者さんには心から感謝をしています。ただ、欲を言えば、付帯サービスの「24時間年中無休の電話健康相談サービス」について説明があったかどうかはよく覚えていません。看護師さんや医療専門職の人たちが対応してくださると知っていたら、絶対に利用していました。

がん診断の時に知っておきたかったもう1つの付帯サービス いつでも使える「24時間電話健康相談サービス」

――――― 24時間電話健康相談サービスについてお聞かせいただけますか。いわゆる病気ではない「未病」でも利用できるのでしょうか?

田中:電話健康相談サービスは、病気になってもならなくても、あらゆる年代、あらゆるシーンで使うことができます。例えば「病院に行くまでもないけれど、ちょっと違和感がある」とか「インターネットで調べても自分にとってふさわしい内容かどうかよくわからないから、専門家に相談してみたい」といった時など、気軽にご利用できます。メンタルの悩み、介護相談、育児相談にも看護師などの医療専門職が対応しています。

Yuko:私が最初のクリニックで「良性か悪性かはっきりしない」と言われた時でも、そのモヤモヤした気持ちを相談することもできたんですね。

田中:もちろんです。その前の「しこりがある」と思った時点で利用していただけていたら、もっとよかったかもしれません。

Yuko:病気については家族や友人にも言えずにひとりで悩みを抱えている人が多いと思うので、もっと広く電話健康相談サービスの存在を知ってもらいたいです。保険というと何かあった時に給付金が受け取れるということは皆さんご存知ですが、加入者ならいつでも使える付帯サービスの存在は、残念ながらあまり知られていませんよね。

付帯サービスの利用方法 もしもに備えてあらかじめ「電話番号」のスマホ登録がおすすめ

――――― 付帯サービスの認知度を上げるために取り組んでいることはありますか?

木下:電話健康相談サービスやセカンドオピニオン手配サービスといった当社が提供する付帯サービスをもっと知っていただくために、研修や営業サポートツールを開発したり、様々なプロモーション活動を行っています。

Yukoさんのお話のように保険の営業担当者の方からの情報提供は必須と考えているので、その方々に向けて、疾患や付帯サービスに関する研修セミナーを定期的に開催しています。さらにWEBサイト「T-PEC Channel」では、保険会社の営業担当者さん目線で情報発信を行っています。

田中:利用者目線では、付帯サービスの電話番号を知っていただくための利用案内ツールなども制作しています。セカンドオピニオン手配サービスや電話健康相談サービスなどの利用電話番号は、保険会社によって異なります。各保険会社からもホームページやパンフレットなどでご案内されていると思いますが、スマートフォンや携帯電話に電話番号を登録しておくと便利です。

利用時に保険証券番号も必要となりますが、そのままの名称で登録すると紛失時のリスクになる可能性もありますので、「受付番号」などの表記でメモ欄に記してもらえば大丈夫かと思います。

Yuko:保険に加入している人は、ご自分が付帯サービスを利用できるかどうか、すぐにでも確認するべきですね。もしものときは、本当に何も考えることができないので、あらかじめ電話番号を登録しておくと慌てずに行動できると思います。

木下:あと、電話健康相談サービスですが、相談内容が保険会社に伝わり、給付金支払い時の査定に影響すると考えてしまうお客様もいらっしゃるそうですが、給付金請求の窓口の電話番号とティーペックが提供する付帯サービスの電話番号は全く異なります。

誰がどんなご相談をされたかは保険会社には伝わることはありませんので、安心してご利用いただくようお伝えください。

―――――Yukoさん、田中さん、木下さん、ありがとうございました。

(聞き手:医療ライター 瀬田尚子)

いかがでしたでしょうか。最後に、YukoさんからT-PEC Channel認定者の皆様へメッセージをいただきましたので、ご紹介させていただきます。

Yukoさんからのメッセージ

生きていく上での"安心"を提供する、素晴らしいお仕事をされている皆様へ。

私は加入した保険の営業担当の方に、もし、がんと診断された場合、「付帯サービスを利用してセカンドオピニオンを必ずとってくださいね!」と強く勧められたことが頭の片隅に残っていたおかげで、ティーペックさんのサービスを受けることができました。

加入時に、メインの給付金などのお金のこと以外にも、更なる付加価値として、こういった素晴らしいサービスが受けられることを知り「加入していてよかった!」という満足度が上がったと感じています。また、「定期的に保険を見直してみよう!」という気分にもなりました。

ただ、宣告された後、眠れない毎日を過ごしていたので、24時間電話健康相談サービスのこと、電話対応が看護師などの医療専門職であること(やはり看護師さんに相談していると思うと安心なので…)を知っていたらもっとよかったなぁと思いました。

「まさか!?」「自分が!?」不安な事象は誰にでも突然やってくるものです。人生のピンチを救えるのは、この仕事をしている皆さんであることは間違いありません。T-PECのサービスを味方につけて、ひとりでも多くの方のピンチを救ってあげて下さい!皆様を心から応援しております。

Yuko/梅原裕子(うめはらゆうこ)

大手化粧品メーカー退職後、渡米。帰国後独立しヘアメイクとしてTV、雑誌、ブライダルなど幅広い分野で活動。2015年秋、乳がんを宣告されたことがきっかけで「今を生きる」をテーマにQOLに着目した団体Project Re-bornを設立し、"生きる上で大切なこと"を伝えるイベントや撮影会を開催している。ヘアメイクの活動の傍ら、企業研修やプライベートメイクレッスン、医療現場で役立つ生きる力を支えるメイクなど活動の場を広げている。

※当記事は2020年4月時点で作成されたものです。
※当記事は個人の体験談に基づくものです。