三大疾病経験×お金相談のプロが語る~チームK座談会まとめ~

T-PEC Channel事務局は、「乳がん」「急性心筋梗塞」「脳梗塞」の『三大疾病』を経験したお金相談のプロ達にお集まりいただき、座談会を開催しました。(2020年1月30日)
ご参加いただいたメンバーは、鬼頭さん、黒田さん、川勝さんのお三方です。(上記写真、左から順に紹介)病気を経験したからこそ語れる本音や、リアルな治療体験、「健康体の人に知っておいてほしいこと」、そして、「病気とともに生きること」など、多くのことを語ってくださいました。さらに、お三方から認定者の皆様へ、熱いメッセージもいただいております。
『三大疾病』と聞くと、日本人の死因の上位を占める病気であり、どうしても病気やその治療法に目がいってしまいます。しかし、目を向けるべきは病気をもつその人と、その人の人生であることを実感できる座談会でした。
◆三大疾病経験+お金相談のプロ集結~チームK座談会1~
https://t-pec.jp/ch/article/427
◆三大疾病経験者が語る「発症エピソード」~チームK座談会2~
https://t-pec.jp/ch/article/440
◆「急性心筋梗塞」まさかの治療現場!?~チームK座談会3~
https://t-pec.jp/ch/article/457
◆脳梗塞治療は時間との勝負~チームK座談会4~
https://t-pec.jp/ch/article/466
◆「乳がん治療」大切なものとの両立~チームK座談会5~
https://t-pec.jp/ch/article/474
座談会参加者プロフィール

チームKの三大疾病への取り組み
今回の座談会企画は、黒田さんからの書籍執筆のお話がきっかけとなりました。
黒田さんは、座談会で「今後はより一層、患者さんの立場を考えて、エビデンスのある正しい医療情報を踏まえたライフプランのアドバイスができるファイナンシャルプランナー(FP)が求められるはずです」と語っています。座談会に参加いただいた黒田さんをはじめ、川勝さん、鬼頭さんが執筆している「三大疾病ライフプランニングハンドブック」について、少しご紹介いたします。

「三大疾病ライフプランニングハンドブック」の誕生には、座談会で語られたエピソード以外にもう一つドラマがあるようです。一部ではありますが、編集担当者である西田さんのコメントを最後にご紹介します。
編集担当者のコメントより
この書籍の企画は、編集担当である私(20代独身)が悪性リンパ腫の疑いがあると診断された経験がきっかけで始まったものです。病院でこのことを告げられたとき、「え?死ぬかもしれないの?」と思いひどく落ち込みました。しかしすぐに「長期入院になるのか?お金もつのか?」という不安がこみ上げ、(中略)不安は募るばかり。(中略)
本書には、「メディカルファイナンス」という言葉がでてきますが、患者側からすると、お金の心配事は治療にかかるものだけではありません。住宅ローンはどうなるのか、これから生命保険をどうすればいいのか、家計を見直すべきなのか…お金の心配事はとても詳細なものです。本書を機に、トータルでお金のサポートができる人が増え、「メディカルファイナンス」が定着することこそ、人生100年時代といわれる現代社会に必要だと私は考えています。(中略)
患者目線で語られる体験談からは多くのヒントをもらうことができ、その想いに勇気をもらうことができます。患者さんご本人、患者さんの周りのご家族や会社の方、医療現場の方など、多くの方に手に取っていただきたいとも願っています。 株式会社きんざい出版部 西田侑加
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※当記事は2020年10月時点で作成したものです。