保険の営業スタッフから花育士へ。T-PEC記念日を活用して子育て中のママへ健康情報をお届け!<ティーペックの記念日の活用事例>
ティーペックは、2月14日「セカンドオピニオンを考える日」、4月1日「こころのヘルスケアの日」、10月1日「電話健康相談の日」と3つの記念日を登録しています。2019年に一般社団法人日本記念日協会から認定されて以降、毎年、様々なイベントを実施しています。
2024年から新たな取り組みが広がっています。
今までは、ティーペックが主体の企画のみでしたが、外部の団体やママさん講師さんたちが記念日を活用したイベントを開催しています。
今回はセカンドオピニオンを考える日とこころのヘルスケアの日を活用したイベントを実施した花育士の宮崎優さん(以下、優さん)にお話を聞きました。
優さんは以前、保険の営業スタッフとして活躍していたので電話健康相談などの付帯サービスもご存じです。ティーペックの記念日に積極的に協力をしたいと思ってくれる理由には、自身の仕事経歴や出産後のライフステージの変化が関係していました。
新卒で保険会社に入社
充実感と責任感を楽しんでいた保険営業、結婚を機に退職して「花育士」へ
はじめまして。花育士の宮崎優です。現在、都内で夫、小学生の息子と2歳の娘と4人暮らしをしています。仕事は、フリーランスで花育士としてイベントやプライベートレッスンを通して子どもたちにお花の魅力を伝える活動しています。
2013年からはじめて12年目ですが、ずっと花の業界にいたわけではなく、大学卒業後は新卒で大手保険会社に入社し、名古屋で法人営業していました。
社会人としてのマナーや保険の知識を徹底的に教え込んでいただき、生保募集人資格を取得後、保険プランの作成からお客様への提案を繰り返し、頂いた第一号契約は今でもとてもよく覚えています。
チームのリーダーと共に自転車を漕いでお客様のもとへ通った日々。
朝のアポイントとりの電話や同期とのロープレ。
新規開拓のための飛び込み営業。
今のわたしがあるのも、この保険会社での営業を経験してきたからだと思っています。
この頃、AFPファイナンシャルプランナーの2級も取得しました。
保険の仕事も覚え、役職がつき、後輩も毎年たくさん入社して、責任感と充実感が交互する中、結婚して東京に引っ越すこととなり、退社しました。
結婚前まで保険の営業しかしてこなかった私ですが、趣味としてフラワーアレンジメントを習っていました。責任感からノルマをどうやって仕上げよう、重大月どれくらいあげようなどずっと頭にある生活でしたが、お花に触れる時間は没頭してとてもリフレッシュできました。
また、母が、私が小さな頃から自宅で子ども向けの書道教室をしていたこともあり、私も自分で何かをはじめたいと気持ちが沸き上がってきました。
そこで見つけたのが、「花育」「花育士」という言葉です。花や緑に親しみ、育てる機会をとおして、やさしさや美しさを感じる気持ちを育む「花育」。花育の先生が「花育士」です。
当時、マダムがするようなイメージのフラワーアレンジメント教室よりも、三重県鈴鹿市生まれである田舎育ちの私にとって、花育がしっくりと、ぴったりきました。
「花育教室を始めたい!」そう決断してからは、とても早かったです。
花育士の資格取得し、取得した月から自宅花育教室開校。今に至ります。
子育ての日々で見方が変わった「健康サービスへの価値」
自分が「子育て中のママ」利用者になってみて気づいたこと
花育教室を運営する中で、息子と娘二人を出産しました。
息子は里帰り出産で、東京にもどってから、はじめての子育てからくる不安や頼れる両親が近くにいないこと、仕事への焦りなども重なり、産後半年を過ぎたころ突発性難聴になり、息子を抱っこしながら救急車で運ばれたことがあります。
「あの頃、電話健康相談サービスで話をきいてもらえたら…」
と、今さら思います。保険会社に勤めていて付帯サービス知っていたのに。利用できる保険にもはいっていたのに…いざ、自分のことになると思いつかないものです。
付帯サービスの内容を知っている私ですらこの状態なので、名前しかしらない、もしくは聞いたことがない人は利用へのハードルは高いだろうなと実感しました。
そして、娘の出産時には、このサービスを知っていてとても感謝した出来事があります。
出産もせまった臨月期に息子がコロナにかかりました。
高熱でどんどん意識がぼーっとしていく息子の姿が目の前にあっても、抱っこして運ぶこともできないもどかしさ、病院につれてもいけず、焦っていました。
電話健康相談に相談したところ電話口の女性が落ち着いた声で状況をきいてくださり、その上で「この状況ですので、救急車に相談して(電話して)もいいと思います」と背中を押してくださったこと、今でもとても感謝しています。
子育て中は「なにがあるかわからない」の連続だからこそ、子育て中のママにはどんなときにでも焦らなくてもよいように、他人事とは思わず、健康相談サービスを知っておくことが大切です。
保険会社時代にピンときていなかった付帯サービス
今なら誰よりも価値が伝えられる自信がある!
保険会社に勤めていたときは、独身20代で付帯サービスの価値も契約時にお伝えしていましたが、私自身が価値にピンときていなかったように思います。
子どもをもった今、付帯サービスの価値を誰以上によくわかっている自信があります。とはいえ、今は保険営業のフィールドにいないので、価値を伝えられるように、ティーペックの記念日事業に協力したいと思ったのが、コラボレーションのいきさつです。
今年からヘルスケアシリーズとして第一弾はセカンドオピニオンを考える日、先日おこなった第二弾は心のヘルスケアの日として花育教室のレッスンのなかで健康サービス情報を生徒さまにお伝えする活動をはじめました。
「まさか私が…」「誰もが一生のうちにがんになる可能性がある」は本当だった
自身の子宮頸がん経験も誰かの役に立てたい
当事者になってはじめて気づくこともたくさんあると感じます。
当時、保険の提案で、日本人は一生のうちに2人に1人ががんになるとお伝えしていました。
「あなたと私、どちらかががんになるのです。」と。
数年前、子宮頸がん検査でまさかのHPV陽性でした。
何も手につかないとはこのことで、「まさか自分が…」と思わずにはいられませんでした。
検査結果のはがきを夫が帰宅時郵便ポストからもってきてくれたのですが、そういえば検査受けたな…と、はがきをめくると再検査という文字と一緒に、細胞の異常を略語化したふだん見慣れないアルファベットが印字されていました。
今から夫と夕食でシシャモを食べようとしていたのに…食欲なんてありませんでした。
いまでもシシャモを見ると思い出します(笑)
幸い、早期発見・初期だったので日帰り手術で終える事ができましたし、その後、娘も出産することもできました。
その話を友人にすると、「わたしも異形成だった」やママ友は「妊婦検診の検診で子宮頸がんが見つかり、出産後手術をした」など知らないだけで、身近で多くの方が罹っていることに驚きました。この経験からも、忙しく自分のことは後回しにしがちな子育て中のママこそ必ず毎年検診をしてほしいと思います。
あの時、検診へ行っておけばよかった、と後悔だけはしないように。
花育の教室は、親子参加がメインですので、ここでも検診の重要さについて話をすることができます。
通常の花育レッスンでいきなり健康の話は難しいですが、記念日を活用することで話のきっかけになります。
以前の、こころのヘルスケアの日の花育レッスンでティーペックさんからの資料(子育て相談事例)を見ながら参加者が「まさに、これを相談したいのよ!」と言っていました。花育に参加して有益な健康サービス情報も持って帰っていただけて嬉しかったです。
大人向けのグループレッスンや、「花育士」資格取得講座もあるのですが、子育てママでいっぱいです。
色んな働き方がある中で、子どもを保育園に預けて出社するワーママだけでなく、幼稚園や小学校に子どもがいっている時間に自宅で花仕事をするなど花育の世界でも、子育てママの多様性が進んでいます。
付帯サービスを伝えることが心身の健康のサポートにつながれば嬉しいです。
今後も花育士として活躍していきたい
花育の中で、健康の大切さも伝えていくためにT-PECの記念日は役立つ
今後の活動として、変わらず花育士として花に触れる体験を通して子どもたちの感性を育てるお手伝いを続けていければと思います。毎回レッスンにくる子どもたちは、「きょうはなにするの?」「きょうはどんなお花かな?」と目を輝かせて、一目散に教室へはいってきてくれます。
花育に触れた大人からは、「子どもたちと一緒になって桜の花や花びらに目がいくようになり、花びらのかずを数えるなど、こどもの興味関心に寄り添い見守ることができるようになりました。」と花のある子育てをとても楽しんでいるご報告も頂いています。
「ここに来れば、いつもと同じ先生やお花友達がいる」と安心できる場所になる。
そんなお教室をこれからも時代に合ったアップデートをしながら、作っていきたいと思っています。
季節の花が咲くのをいまかいまかと心待ちに、花を見つけるたびに心が弾むような…そんな日常が当たり前に続く、花で華やぐ、親子でいっぱいになることが私のいまの願いです。
日常を支える「健康」の大切さを伝える機会として、今後もティーペックの記念日を活用して伝えていきます。
■プロフィール
宮崎 優(【花育士Yuの花育教室CasualFlowerSalon主宰】
1986年の自然いっぱいの三重県鈴鹿市に生まれる。
大学卒業後、名古屋にて保険会社に勤務へ。
2012年12月 内閣府認証JMFAナチュラル美生活協会 フラワーライフセラピスト資格取得/花育士資格取得
2013年1月 花育CasualFlowerSalon 開校。
趣味は食/ワイン/旅行/サーフィン。
http://casualflowersalon.com/index.html
https://ameblo.jp/yu-m26/
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執筆:宮崎優
編集:ティーペック広報 大井美深
※当記事は2024年5月時点で作成したものです。
※当記事は個人の体験談に基づくものです。